書評・読書レビュー

<書評>葡萄物語 林真理子 ・mimi読書ブログ

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葡萄物語
林真理子
株式会社角川書店

葡萄物語

図書館からの借り物。林真理子さんの作品が読みたいと思い、手にしました。

ワイン作り、葡萄農家の住む町。そこに住む女達の物語。葡萄農園に訪れたくなる様な場面が多々あり、風景豊かな作品に思いましたね。

3人の30代後半女性。3人はかつての同級生で、育った地を舞台に、地元で嫁いだ者と東京からの「出戻り」。

それぞれの立場や環境、思考の違いから起こる、それぞれの物語。小説の中の話ながら、どこかリアルな部分もあり、実際にどこかの町で今も起きていることの様な話が繰り広げられていました。

性格の違う3人が、それぞれ背負った十字架の様なもの。その「罪」から解放される方法も三者三様。そうすることで、自分の「罪」は許されると信じ行動に移す。日常から抜け出すという女性の願いと、現実。

最後の2〜3ページで私の想像した結末とは、違う方向で終わりました。全て終わると、現実に降り戻される様な結末でした。物語としては意外な終わり方だと考えながらも、
それが「幸せ」なのだろうかと思わせられる作品でした。

最後までお読み頂きありがとうございました (^ο^)/

葡萄物語
林真理子 集英社 2002年11月

by ヨメレバ

 

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